デジタルハリウッド・ロボティクスアカデミーでの講義[空撮クリエイターコース]

「ただの空撮」で終わらせない|意味のある映像づくりを学ぶドローン講座

「ただの空撮映像」で終わらせたくない——そんな想いはありませんか?

この記事では、デジタルハリウッド・ロボティクスアカデミーで実施した「空撮クリエイターコース」の講義内容をもとに、「意味のある映像制作」と「実践的なドローン技術」について解説します。ストーリーテリングの重要性や安全管理・許可申請の実務的な知識、さらには作品に深みを持たせるアーティスト・ステートメントの考え方まで、現場経験に基づいたリアルな学びを共有。この記事では、「視聴者の心に響くドローン映像」を作るためのAME TSUCHIのノウハウを講義でお伝えした内容です。受講生のリアルな声や講師としての気づきも紹介していますので、ドローン映像制作に一歩踏み出したい方はぜひ参考にしてください。

映像に“物語”を宿す – 講義内容の振り返り

ドローンの講義で使用したプレゼン資料の一覧

作品制作パート – ストーリーテリングの重要性

ストーリーテリングとドローン撮影のリアル

今回の講義は、「ストーリーテリング」と「実務」の2本立てで進めました。前半のポイントは、「映像にどのように物語性を持たせるか」ということです。

映像制作においては、単に美しい景色を映すだけでなく、「誰に何を伝えたいのか」を意識することが大切です。講義では、新海誠監督の『すずめの戸締まり』を例に挙げ(おそれ多いですが…)、その作品がどのように観る人の心を動かしているのかを分析しました。物語の背景や登場人物の心情が映像全体にどう影響しているのかを考えることで、視聴者により深い感動を届けられることをお伝えしました。

また、私自身の作品『天つ神が見た景色』では、「天から見た日本の原風景」というテーマを掲げ、ただの空撮映像ではなく、「日本の美しさや歴史を感じられる映像」を心がけて制作しました。このように、撮影前に「何を伝えたいのか」をしっかり考えることで、映像に深みが生まれることを意識しています。

受講生からも、

「作品を作り上げるプロセスを理解できた」
「感動を届けられる映像を作りたいと強く思った」

という声が多く寄せられ、ストーリーテリングの重要性がお伝えできたことを実感できました。

実務解説パート – 安全管理と許可申請のリアル

夜間飛行の申請遅延

映像制作には情熱が必要ですが、それと同じくらい重要なのが「安全管理」と「許可申請」です。ドローンは自由な映像表現を可能にしますが、その反面、適切な管理を怠ると事故やトラブルの原因にもなります。

講義では、ドローン飛行許可の取得方法安全管理の基本的なポイントを詳しく解説しました。特に強調したのは、「失敗から学ぶことの大切さ」です。

私自身、これまでの経験の中で、

  • 夜間飛行の許可申請が遅れた結果、予定していた撮影ができなかったこと
  • ファームウェア更新の際に設定ミスをしてしまい、撮影当日に機体が正常に動作しなかったこと

など、現場でのトラブルを経験してきました。こうした失敗を通じて、「現場では予測できないことが起きる」という教訓を得ました。このような実体験をもとに、受講生の方々に「現場で役立つ知識や心構え」をお伝えさせていただきました。

また、受講生の皆さんからは、

「改めて安全管理の重要性を再認識できた」

という声もいただき、安全意識を高めるきっかけになったことを感じました。

アーティスト・ステートメントの重要性

なぜアーティスト・ステートメントが重要なのか?

ストーリーテリングのパートでは、「アーティスト・ステートメント」の考え方についてもお話ししました。これは、「自分はなぜこの作品を作るのか?」という問いを通じて、作品に意味想いを込めるためのものです。

私自身、写真をアート作品として昇華させ、市場に販売するグループに過去に所属していた経験があり、その中でこの考え方の大切さを学びました。映像や写真は、ただ「綺麗」なだけではなく、「見る人の心に何かを届ける」ことができるメディアです。

講義中には受講生の皆さんに、

「あなたは、なぜこの映像を撮るのですか?」
「その映像で何を伝えたいのですか?」

と作品制作に対する問いかけを大事にしてほしいことをお伝えしました。この講義の時間が、「映像制作における心構え」を考える良いきっかけになったのではないかと感じています。

映像制作は、技術だけではなく「」を込めることで、初めて人に響く作品になる——それが私の信念です。

受講生の声と気づき – 学びの循環

デジタルハリウッド・ロボティクスアカデミー「空撮クリエイターコース」での講義風景
講義の様子

講義の後、受講生の方から温かいフィードバックをいただきました。特に印象的だったのは、「作品を作り上げるプロセスを理解できたことが大きな学びだった」という感想です。また、「事故を防ぐためには経験を共有することが大切だと再認識した」という声もいただきました。講義の中でお話しした「ヒヤリハット」や「安全管理」の重要性が、しっかりと伝わったのだと感じています。

このような感想をいただくと、教える側としてもとても励みになりますし、改めて自分自身の考えや経験を見つめ直す良い機会になります。

教えることから得た気づき

今回の講義を通じて強く感じたのは、やはり「教えることは、自分自身の学びにもつながる」ということです。

受講生にわかりやすく伝えるためには、自分自身の知識や経験を整理し直す必要があります。普段何気なく行っていることでも、「なぜ自分はこうしているのか?」と掘り下げて考えることで、新たな発見がありました。

また、受講生からの質問や反応を通して、「こんな視点もあったのか」と気づかされる場面も多く、私自身も多くの学びを得ることができました。教えることと学ぶことは、やはりつながっているのだと実感しました。

ドローン映像制作の未来 – AME TSUCHIのビジョン

AME TSUCHIのYouTubeアカウントで公開しているドローン映像作品「天つ神が見た景色」
AME TSUCHIのYouTubeアカウント天つ神が見た景色

目に見えない思いを可視化する

私がドローン映像にこだわるのは、ただ美しい景色を撮影するためだけではありません。映像を通して、「その土地に息づく歴史や、先人たちの想い」を感じてもらえるような作品を目指しています。

日本には四季折々の自然や美しい風景が数多くありますが、その背後には、私たちが普段気づかない「物語」が隠れています。私はその見えない部分に光を当て、「景色の中にある想い」を映像で表現したいと考えています。

ドローンの映像だからこそ伝えられる視点やスケール感を活かしながら、ただの空撮映像ではなく、「心に残る作品」を作っていきたいと思っています。

空撮を学びたい方へ – デジタルハリウッドでスキルアップ

国家ライセンスもデジタルハリウッド・ロボティクスアカデミーへ!

もしこの記事を読んで、「自分も意味のあるドローン映像を作ってみたい」と感じた方がいれば、ぜひデジタルハリウッド・ロボティクスアカデミーの「空撮クリエイターコース」をチェックしてみてください。田口講師、佐々木講師といった現場で活躍する一流のクリエイターから実践的なノウハウを学ぶことができます。(AME TSUCHIの個人スクールも!)

単純にドローンの資格を取得できるスクールは数多くありますが、「空撮クリエイターコース」ではそれだけにとどまりません。操縦技術はもちろんのこと、許可申請の知識や安全管理、そして映像編集作品づくりに必要なストーリーテリングまで、「クリエイターに必要なスキル」を一貫して学べる環境が整っています。

これからドローン映像制作に本格的に挑戦したい方や、単なる技術だけでなく「心に響く映像」を作りたいと考えている方にとって、最適な学びの場になるはずです。

資格だけでなく、操縦から作品制作、編集まで学べる!
詳しくはデジタルハリウッドまで!

デジタルハリウッド・ロボティクスアカデミー[立川校]

📍 「空撮クリエイターコース」(立川校・随時募集)
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