2025.03.19
「テールアルメ工法50周年」サイトに映像素材が採用されました

この記事では、AME TSUCHIの撮影した映像素材が、ヒロセ補強土株式会社の「テールアルメ工法」50周年記念サイトに採用された喜びと、その撮影過程で得た気づきについてお伝えします。一見すると普通の土木構造物に見えるテールアルメ工法ですが、実は阪神淡路大震災や東日本大震災でもびくともしなかった驚異的な耐震性を持ち、施工から50年経った今でも100年以上の耐久性が確認されている革新的技術です。山梨県大月市から栃木県の大規模現場まで、ドローン撮影を通じて捉えたその全体像と、映像だからこそ伝えられる「見えない価値」の可視化について。土木・建設分野の技術や製品の本質的価値を伝えたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
こんにちは、AME TSUCHI(あめつち)の大沢です。
うれしいご報告があります。以前撮影させていただいたヒロセ補強土株式会社の担当者様から連絡をいただき、「テールアルメ工法」日本導入50周年記念サイトに、AME TSUCHIが撮影した映像素材が採用されていることがわかりました。現在、同社の公式サイトトップページにて公開されています。
撮影のきっかけと発見

このお仕事は、工法紹介映像の制作を依頼され、合わせてドローンによる撮影もお願いしたいとのことからのご縁でした。
「テールアルメ工法の施工現場を撮影してほしい」というご依頼でしたが、実際に現場に立ってみると、そこには単なる構造物以上の価値があることに気づかされました。
4月、山梨県大月市での撮影。現場で作業をしていると、担当者の方が声をかけてくださいました。
「テールアルメ工法は、このような補強土壁を作る技術なんですよ。長年にわたって機能し続けています。」
その言葉で、目の前の構造物を見る目が変わりました。これは「ただのコンクリート」ではなく、長い間私たちの暮らしを支え続けてきた技術の結晶なのだと実感しました。
様々な角度からドローン撮影を行い、普段は見ることのできない視点から、この技術の全体像を捉えることができました。

その後、栃木県のとある場所でもドローン撮影を行いました。ここの現場はとにかく桁が違う大きさで、スケールが大きい施工現場でした。サイト内の映像にも使用されていますが、その規模の大きさには本当に驚かされました。
「テールアルメ工法」— 50年の信頼を支える技術
後で詳しく調べてみると、テールアルメ工法の実績と信頼性に驚かされます。
この工法は1972年に日本で初めて施工されて以来、阪神淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)といった大規模地震でも、ほとんど損傷が確認されなかったという驚異的な耐震性を持っているのです。
特に印象的だったのは、山梨県上野原市の中央自動車道にある施工物。なんと施工から50年経った現在も、調査の結果「あと100年以上もつ」と判明したそうです。これは私たちの次の世代、さらにその次の世代まで見守り続ける技術と言えるでしょう。
ヒロセ補強土株式会社 テールアルメ工法50周年記念サイトには、より詳しい情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
映像が伝える技術の価値

この仕事を通じて、改めて「映像の可能性」を感じました。
土木や建設の技術は、私たちの生活に欠かせないものでありながら、その価値が一般の方々に伝わりにくい分野です。しかし映像、特にドローン空撮による映像は、その価値や魅力を直感的に伝えることができます。
撮影時、サイトにある巨大なテールアルメの全体像をドローンで捉えた映像をモニターで確認した際、担当者の方が「こんな視点で見たことがなかった」と感心されていたのが印象的でした。
価値を伝える映像の力

私が映像制作を続ける理由のひとつは、「本質的な価値を伝えたい」という思いがあるからです。
テールアルメ工法のような技術は、日常生活の中では気づかれにくいものです。しかし、その技術があるからこそ、私たちは安心して暮らすことができています。
今回の映像素材が、テールアルメ工法の50年の歴史と信頼性を伝える一助になっていると知り、大変嬉しく思います。
「見える価値」から「見えない価値」へ

映像制作というと、表面的な美しさや見た目のインパクトに注目されがちです。
しかしAME TSUCHIでは、被写体の背後にある価値や意味を掘り下げ、見る人の心に残る映像を目指しています。特に、言葉だけでは伝わりにくい価値を視覚化することを大切にしています。
御社の技術や製品が持つ本質的な価値を、効果的に伝える映像制作をお手伝いします。一枚の写真、一本の映像が、何ページもの説明よりも雄弁に語ることがあります。
御社の技術や製品の真の価値を、印象的な映像で伝えてみませんか?
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Drone Movie Contest 2024でグランプリと審査員特別賞をW受賞。東京カメラ部動画クリエイター2023 10選に選出。国家資格・一等無人航空機操縦士、無人航空従事者1級を保持。デジタルハリウッド「空撮クリエイターコース」特別講師も。ディレクター、デザイナー、フォト・ビデオ・ドローングラファーとして活動。”自分自身が感動した”人の魅力を多角的な視点から追求・発信することをモチベーションに、クリエイティブに向き合う。(Instagram)