Drone Movie Contest 2025 Opening

Drone Movie Contest 2025:オープニングムービー制作事例(AME TSUCHI)

「ドローンで、世界を変える。」──この記事では、Drone Movie Contest 2025のオープニングムービーを、AME TSUCHIがどのような思いで制作したかをまとめています。使用した映像はすべて過去に許可を得て撮影したもので、代表的なロケ地として霧島・屋久島・富士山・出雲などの空撮映像を再構成。編集では、風切り音やカットテンポなど細部までこだわり、「ドローンを飛ばす楽しさ」と「映像で伝える喜び」を両立させました。 技術だけでは伝えきれない“ワクワク感”をどこまで届けられるか──その試行錯誤の記録として、同じように映像づくりと向き合う方のヒントになれば嬉しいです。よければ、肩の力を抜いて読んでみてください。

「ドローンで、世界を変える。」に込めた想い

DJI Mavic4 Pro
DJI Mavic4 Pro

ドローンで、世界を変える。

Drone Movie Contest 2025のオープニングムービーを、どのような思いと視点で制作したのかをご紹介します。

使用した映像はすべて、過去に正式な許可を得て撮影したもので、代表的なロケ地として霧島・屋久島・富士山・出雲などの空撮映像を再構成。編集では、風切り音やカットテンポなど細部にまでこだわり、「ドローンを飛ばす楽しさ」と「映像で伝える喜び」の両立を目指しました。

10周年の節目に求められる“次のステップ”とは

ジャパンドローン 2025公式サイト
ジャパンドローン 2025公式サイト キャッチ画像

Drone Movie Contest 2025 は、10周年という大きな節目を迎えました。
ドローンの産業活用が広がり、国際的な技術交流も進むなか、空撮映像も「次のステージ」へ進もうとしています。

私自身も、ドローンで絶景を映し出すことにとどまらず、「空撮によって何を伝えるのか」「どんな社会的意味を持たせられるか」という視点をより強く持つようになりました。

今後の空撮には、「美しさ」に加えて、歴史・文化・記憶・問題提起といった、より深い文脈をどう編み込むかが問われていくと感じています。
つまり、空撮は単なる視覚的表現から、物語を“語る”手段へと進化する時期に差しかかっているのです。

その意味で、今回の映像は「視点の変化」をテーマに、見る人の心に問いを投げかけることを意識して編集しました。空撮だからこそ見える風景、ドローンだからこそ伝えられる文脈がある──その可能性を、これからも追い続けたいと考えています。

ただの絶景ではない、映像に込めたメッセージ

それは、 誰かの視点を変えることかもしれない。 世界の美しさに気づくことかもしれない。 あるいは、誰かの未来を変えることかもしれない。
映像に込めたメッセージ

もちろん、美しい景色の力を否定するものではありません。しかし、その美しさの裏にある想いや背景をどう伝えるかが、より重要な問いになってきていると感じています。

とはいえ、今回のオープニングムービーでは、コンテストの原点でもある“作品を創る楽しさ”に立ち返り、空撮を通じて感じるワクワク感や飛ばす喜びを大切にすることを意識しました。

今回のオープニングムービーでは、ドローンで空を飛ばすことそのものの“楽しさ”や“ワクワク感”を、テンポよく切り替わる映像と音で表現しました。「ドローンって面白い!」と感じてもらえる瞬間を集めることで、技術だけでは語れない感覚的な魅力を伝えています。

過去素材から構成された“記憶を飛ばす映像”

さあ、飛ぼうー。
Lets take flight

この映像は、2024年にDrone Movie Contestでグランプリを受賞したご縁から、公式オープニングムービーとしてご依頼いただいたものです。約1分46秒の構成の中に、これまで撮影してきた空撮映像の中から、自分の心が動いた瞬間を選び抜いて編集しました。

撮影地と安全管理について

ドローンで捉えた霧島連山
ドローンで捉えた霧島連山

使用された映像は、すべて許可取得・安全管理のもとで撮影されたものです。以下は、代表的なロケーションです。

  • 霧島連山(天孫降臨の舞台、神話と火山が共存する空)
  • 屋久島(苔むす森と雲が交差する原生の風景)
  • 富士山(雲海の彼方にそびえる日本の象徴)
  • 出雲(神話が宿る静かな風景)
  • 金峰山(奥秩父の霊峰、その山容と天候がつくる劇的な光景)

これらの場所で、風や音、空気の匂いを感じながら飛ばした記憶が映像の中に宿っています。

編集で伝えたかった“飛ばす喜び”

震災前の能登の軍艦島
震災前の能登で撮影した軍艦島も復興の願いを込めて

編集のテーマは、“飛ばす喜び”と“映像としての心地よさ”。風音の質感、映像のテンポ、音楽とのシンクロ──それらが合わさることで、映像がもつ“体感的な魅力”が生まれると信じています。

講師として伝えたいこと

私は現在、デジタルハリウッド ロボティクスアカデミーで特別講師を務めており、映像制作を学ぶ受講生の皆さんと向き合っています。受講生の皆さんにも、「楽しむ気持ちが、いい作品を生む」という原点を大切にしてほしいと思いながら、今回の映像を制作しました。

このオープニングムービーが、空撮の魅力を再認識するきっかけとなり、また今後の作品づくりのヒントになれば幸いです。

映像を見る

▶︎ https://youtu.be/OGpYuJfvto0?feature=shared (AME TSUCHI公式チャンネル)

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