2025.08.27
なにもしないを、しにいこう。本栖湖SUPコンセプトムービー|AME TSUCHI
富士五湖のひとつ、本栖湖。透明度の高い湖面と、朝の光に映える富士山は、多くの人を惹きつけてやみません。今回AME TSUCHI(あめつち)では、この湖を舞台に「SUP」という体験を通して、人が自然の中でどんな時間を過ごせるのかを映像にしました。大切にしたのは、アクティビティを説明することではなく、その場にいる人が感じたことをどう映像にのせるか。どんな想いを聞き取り、どんな景色を切り取り、どんな形で見せるか。その過程をこの記事でご紹介します。
本栖湖という舞台

本栖湖は富士五湖の中でも特に水が澄んでいて、落ち着いた静けさが残る場所です。観光地化が進みすぎていないので、自然そのままの大きさを味わえます。
富士山を望む景色、湖面に差す光、風や水の音。それらが合わさった時間は、心をゆるめてくれる特別な体験です。
今回の撮影では、この自然を壊さないことを第一に考えました。ドローン撮影は、行政や関係する団体に事前に申請して正式な許可を取得。安全や周囲への配慮も徹底しながら、必要なシーンだけを最小限の飛行で撮影しました。
映像制作の意図

この映像で描きたかったのは、ただの観光体験ではなく、「自分を取り戻すための時間」です。
クライアントであるSUP CAMPER様のターゲット層とする、40代・50代の方を中心に。大人世代が安心して少人数で体験できるSUPのその魅力を、インタビューとドローン映像を交えて表現しました。
冒頭に置いたコピー「なにもしないを、しにいこう。」は、今回の映像全体を貫くメッセージです。このコピーは、JOMO(Joy of Missing Out)という考えから導き出しました。
いまの世の中は情報に追われ、気づけば休む間もなく過ぎてしまう日々。そんな日常から一歩離れて、湖の上で風や呼吸を感じる。──この一瞬をどう映すかが、今回のテーマでした。
映像は、あえて派手な演出をせずに、待つ編集・余白のある構成・自然の音を活かすことを意識しました。見ている人が「自分もそこにいるみたい」と思えるようにです。
撮影の舞台裏

撮影は天気に左右されるため、富士山が見えるタイミングを狙って何度も現地に通いました。延期が続く中で、「最高の瞬間」を切り取るために粘り強く挑みました。
湖の上ではドローンを使い、SUPに立つ姿や、自然と向き合う姿を上空から撮影。光の加減が難しく、富士山を映すと人物が暗くなり、人物を映すと富士山が飛んでしまう。そうした場面も、立ち位置や角度を工夫して調整したり、構図を考えて撮影をしました。
もちろん飛行はすべて、行政や関係各所に申請をして正式に許可を得た上で、航空法を守り、安全を第一に行っています。
SUP体験の魅力

今回ご協力いただいたのは、本栖湖でSUP体験を提供するSUP CAMPERさんです。
初心者でも安心できる少人数制や、女性インストラクターによるサポートが特長で、参加者にとって「挑戦」ではなく「癒やしの時間」になっていました。
撮影でも、リピーターのお客様が多く、その笑顔がとても印象的でした。自然の中で体を動かすことで、リフレッシュできるだけでなく「自分へのごほうび」として特別な時間になる──その空気感を映像に込めることができたと思います。
AME TSUCHIのこだわり
AME TSUCHIで大切にしているのは、ただきれいに撮ることではなく、その場にあるストーリーを映像に込めることです。
インタビューでは自然体の言葉を引き出し、撮影ではSUPに夢中になる一瞬を大切にしました。
編集では、余白を残しつつ、その人の想いが伝わる流れを心がけています。
映像を見た人に「きれいだったね」で終わらせず、「自分も行ってみたい」と思える体験を届けたい。
それがAME TSUCHIの映像づくりの軸です。
これから
今回制作した映像は、SUP CAMPER様のコンセプトムービーとして活用されます。
本栖湖という特別なフィールドでのSUP体験を通じて、「なにもしない時間」の価値をより多くの方に伝えていければと願っています。
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