青木ヶ原樹海の真実

実績ページを公開しました|青木ヶ原樹海PR映像という仕事

この記事では、青木ヶ原樹海PR映像という仕事を、どんな視点で、どんな考え方を軸に構成したのかをまとめています。映像で重視したのは派手な演出ではなく、生命の循環や光の入り方から伝わる樹海の姿でした。限られた尺や条件の中で、何を見せ、何を見せないかを整理しながら設計した過程を、実績ページとあわせて紹介しています。制作の背景を知る入口として、参考にしていただけたら嬉しいです。

「樹海の映像」と聞いて、何を想像しますか?

青木ヶ原樹海のイメージ

青木ヶ原樹海と聞くと、どうしても先に浮かんでしまうイメージがあります。

・暗い
・怖い
・近づいてはいけない場所

正直、それを否定するのは簡単ではありません。
長い時間をかけて、そう語られてきた場所だからです。

だから今回の仕事は、「映像を作る前の段階」で、かなり悩みました。

この仕事で一番難しかったのは「言葉」でした

青木ヶ原樹海の真実

今回制作したのは、山梨県による 青木ヶ原樹海のPR映像(90秒) です。

ただし、
・派手な演出
・感情を煽る表現
・強いコピー

そういったものは、最初から選択肢にありませんでした。

理由はシンプルで、少しでも言葉を間違えると、樹海は簡単に“別の意味”を背負ってしまうからです。

映像のカット選びよりも、字幕の一行、言い回し一つに時間を使いました。

「不気味」ではなく、「必死に生きてきた姿」

青木ヶ原樹海(遊歩道から)

曲がりくねった木の幹。
倒木の上から芽吹く新しい命。
苔に覆われた足元。

それを、「不思議な形」「異様な森」として見せることは簡単です。

樹海に自生する苔の様子

でも今回の映像では、それを “生きるために選び続けてきた姿” として描いています。

光へと伸びる樹海の樹木

苦しさではなく、努力。
弱さではなく、強さ。

そう置き換えるだけで、樹海の見え方は、少しだけ変わります。

行政案件だからこそ、慎重に進めたこと

命の息吹が聴こえる朝方の青木ヶ原樹海

この仕事は、山梨県の担当者の方とやり取りを重ねながら進めました。
現地で積み重ねられてきたネイチャーガイドの方々の視点や考え方を、どう映像として受け取ってもらえる形にできるか。
その点を意識しながら構成を組み立てています。

「樹海の真実を伝えたい」という思いは共通でも、“どう伝えるか”の正解は一つではありません。

だからこそ、

・どこまで映すか
・どこで言葉を止めるか
・説明しすぎない余白

そういった部分を、一緒に探る仕事になりました。

完成した映像は、答えを押し付けるものではありません。見る人が、自分の感覚で受け取れる余地を残したものになっています。

この視点は、どこから来たのか

私自身、青木ヶ原樹海を最初から「命の森」と捉えていたわけではありません。

むしろ逆でした。

見方が変わったきっかけは、FUJI HATさんのガイドや発信に触れたことです。
FUJI HATさんが語る樹海は、説明する対象ではなく、感じ取る場所でした。

今回の映像制作でも、その視点を壊さないことを、個人的な判断軸として大切にしています。

なぜ、実績ページを作ったのか

AME TSUCHIの青木ヶ原樹海のPR映像実績コンテンツのスクリーンショット
https://ametsuchi.design/works/aokigahara-pr-movie/

今回の実績ページは、「いい映像ができました」と言うためのものではありません。

・こういう背景があって
・こういう判断をして
・こういう距離感で作った

そのプロセスを、きちんと残しておきたかったというのが正直な理由です。

映像制作の仕事は、完成品だけを見ると、簡単そうに見えることがあります。

でも実際には、信頼は、カメラを回す前にほぼ決まっています。

続きは、実績ページで

今回の映像については、実際の映像とあわせて、背景や制作意図を実績ページにまとめています。

「行政案件の映像制作って、どう進めるんだろう」
「地域のテーマを扱うとき、何に気をつけるべきか」

そんな視点を持っている方には、判断材料として読んでもらえる内容になっています。

最後に

青木ヶ原樹海は、答えを押し付けてくる場所ではありません。

ただ、ちゃんと見ようとすると、多くのことを教えてくれる場所だと思っています。

今回の実績ページが、AME TSUCHIの仕事の考え方を知る一つの材料になれば嬉しいです。

雪景色の青木ヶ原樹海

冬の樹海は静かです。
静かな場所ほど、足元の音や光に気づきやすくなります。

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